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映画『君の名は。』を大ヒットに導いた東宝映画プロデューサー川村元気。彼がいなかったら『君の名は。』も実現しなかったのです。
 
彼の『君の名は。』の「暴露」と「成功の方程式」を見てみましょう♪

※人物は敬称なしで書かせていただきます。

川村元気とは...

川村元気は、上智大学卒業後、2001年に東宝に入社します。入社当初は、大阪難波南街の劇場でチケットのもぎりが仕事だったんだとか。で、社内企画募集を見事に射止め、プロデューサーになります。
 
最初のヒットは、2005年、26歳で手がけた映画『電車男』、興行収入は37億円でした。その後もスマッシュヒットを重ねます。そして、彼、爆発しちゃいます!
 
2016年、川村元気処女作となる小説『世界から猫が消えたなら』が映画化され、小説も130万部を突破。また、自ら描いた絵本『ムーム』が、2016年にアカデミー賞ノミネート監督によりアニメ化されて32の国際映画賞を受賞します。
 
さらに本業の映画プロデュースでは、手がけた2016年公開の3作品、『君の名は。』『怒り』『何者』がいずれもヒット。なかでも、『君の名は。』については国内観客動員数 1,900万人、同興行収入 250億円を超え、日本映画史に残る大ヒット作品となりました。
 
そんな川村元気が『君の名は。』についての「暴露」、そして、映画の「成功の方程式」を語っています。それを紹介しますね♪
 
前者の「暴露」なんですが、新海誠監督書き下ろし小説『君の名は。』の解説を川村元気さんが担当。そのなかで「暴露」を展開しています。
 
後者の「成功の方程式」については、雑誌『プレジデント』(2017年9月4日号)のインタビューで語っています♪

川村元気の「暴露」...

新海誠監督は、小説『君の名は。』を書き終えると、巻末の解説を映画『君の名は。』のプロデューサー川村元気に依頼します。彼はその依頼に対し、固辞。なぜなら、自身が映画『君の名は。』のプロデューサー、つまり当事者であり、第三者的な立ち位置に立てない故に、公平な解説ができないからです。至極全うな固辞理由です。
 
それでも、新海誠監督は解説依頼を引き下げません。頑固者同士の綱引きは、とうとう新海誠監督に軍配が。そして、川村は解説を引き受けるのです。それは、彼が新海誠監督の意図を汲み取ったからでした。
 
つまり...

  • 新海監督は「解説」をして欲しかったのではなく、「暴露」をして欲しかったのだ。
と。

暴露1、新海誠監督とのコラボ決定の夜

解説から遡ること2年前、川村元気は、新海誠監督と長編映画をつくることが決定します。その日、川村元気と新海誠監督は有楽町のガード下の安い居酒屋で酒を酌み交わします。
 

  • 川村:最新作は「新海誠のベスト盤」にして欲しい。
 
川村は新海監督に「新海誠をまだ知らない人たちが彼の世界に触れ、驚いて欲しい」ということをこのような形で伝えました。作品をつくることが決定したその当日にです♪

暴露2、音楽へのこだわり

この夜、川村はもう一つの要求を新海誠監督に伝えます。
 

  • 川村:新作は限りなく音楽的であって欲しい。
 
川村が新海誠監督に「好きなミュージシャンはいますか?」と訊ねると、新海監督は「RADWIMPS」と答えます。川村は以前から親しくしている「RADWIMPS」のフロントマンに酔った勢いでメールを打ちます。
 
そのメールから半年後、「RADWIMPS」の野田洋次郎から主題歌『前前前世』のデモが届くのです♪
そして、川村のところに新海誠監督からLINEが届きます。
 
  • 新海:あまりにも興奮して、どしゃぶりの雨のなか、ずぶ濡れになりながら聴いています!

暴露3、新海誠と野田洋次郎のコラボ

新海誠監督と「RADWIMPS」野田洋次郎は、運命的に出会い、奇跡的なコラボを展開します。
 

新海誠が描いた物語やコンテを、野田洋次郎が受け取って音楽として拡げ、それが合わさってこの小説となった。
そして小説が書かれたことにより、完成間近の映画がさらなる膨らみを見せている。
こんな幸せな映画づくりがあるだろうか。
 
(小説『君の名は。』の解説より)
実は、当初、新海誠監督は「今回は小説は書きません」と宣言していたんだとか。しかし、それも野田洋次郎からの影響で書くに至ったのです。小説に音楽は不要なのに、その小説からは「RADWIMPS」の楽曲が聞こえてくるのです。

暴露4、とうとう『君の名は。』のコアを「暴露」!?

そして、川村元気は、『解説』のなかで、最大の「暴露」をします。
前後は端折って、その肝心のフレーズだけを書き抜きますね。気になる方は、小説『君の名は。』(新海誠著)の『解説』を読んでくださいね♪
 

ひとは大切なことを忘れていく。
けれども、そこに抗おうともがくことで生を獲得するのだ。
残酷なこの世界で「うつくしく、もがく」少年少女のラブストーリーを描いた映画『君の名は。』が、間もなく完成する。
 
(小説『君の名は。』の解説より)
 

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川村元気の映画「成功の方程式」とは...

雑誌『プレジデント』(2017年9月4日号)に、川村元気のインタビューが掲載されました。タイトルは...
 

  • なぜ、メガヒットを連発できるのか?
このインタビューのなかで川村は言い切ります。ちょっと長いですけど、インタビュー冒頭の部分だけ引用しますね。
 
ヒットは、狙ってつくられるものではないと思っています。
 
時代の求めるものは日々移り変わりますから、マーケティングデータなどに基づいて作品をつくると、タイムラグが生じてかえってうまくいかなくなる。
 
特に映画は企画段階から公開されるまで2年はかかります。作品が公開される頃にはいまのデータや手法が古びてしまい、通用しなくなってしまうのです。
 
ロジックやデータより、あくまで感覚が先。とてつもなく美味しい料理をつくるシェフや寿司職人は、まずは感覚からはじめている気がします。
 
狙って美味しいものをつくろうとしても、人が驚くような味になるとは思えません。ですから僕が心がけているのは『自分が観たい映画』をつくるということ。
 
(雑誌『プレジデント』2017年9月4日号)
 
それでは、川村は感覚命だけでやっているのかというと、それでは絶対にヒット連発はできません。
 
どうしてヒットしたのかという理由を言葉に落とし込むという作業を繰り返すことで、先々、その手法を活用することで成功を再現できるし、意識的に失敗を避けることもできるのです。
 
つまり、感覚とロジックを兼ね備えることでヒットを生み出しているのです。
 
もし、ヒットの理由を言葉に落とし込まなければ、たくさんの人が絡み合う映画づくりにおいては、方向性の共有すら難しくなります。感覚とロジックをきちんと多くの人に伝えるという能力は、映画プロデューサーには、必須の能力なのでしょう。その能力こそが、川村元気の「成功の方程式」なのです。

まとめ

映画『君の名は。』の大ヒットは、様々な人の出遭いの果実です。
 
そして、その果実を得るために、間違いなく欠くべからざる一人であったのが、企画プロデュースを担当した川村元気です。
 
彼と他のスタッフ(監督、俳優、その他全員)との相互のインスパイアが、『君の名は。』をたぐいまれな作品、つまり、世界の多くの人たちの記憶に残る作品として世に送り出せたんですね。
 
そんなことを想いながら、もう一度『君の名は。』を見ようと思っています。川村元気が「暴露」で一番伝えたかったことに想いをめぐらし、そして、彼の「成功の方程式」をトレースしながら...。
 
_/_/
 
映画『君の名は。』は【dTV】で7/26から配信開始しています。
 
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注記

  • アイキャッチ画像出典:日経トレンディ2011年9月7日コラム
  • 本記事は、前任のサイト管理人「たもつ」さんが過去に書いた記事を大幅にリライトして再アップしました。なので、文責を明らかにするために、ライター名は「シネマファン♪」としています。
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