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映画の冒頭は、1200年ぶりに地球に飛来した彗星の一部が欠けて地球に落ちる(?)シーンから始まります。最終的にそれが落ちたかどうかは、この段階では定かではないのですが、欠片が落ちていく先に、あるものがくっきりと見えてきます。それが...
 
まあるい湖、糸守湖です。
 
何回か映画を見て、そして、同名の小説を読んでみると、「新海誠監督は、このオープニングシーンにいろんな想いを込めたのだな」ということがわかります。監督は、冒頭で「奇跡」を暗示したのです。
 

まあるい糸守湖


 
これは、彗星の欠片が地球に落ちていく先に見えてきた風景です。
 
ここで見る映像はオープニングですから、観客はこの時点で、この湖らしきものの名前も、この町が物語の舞台になるということも、そして、どうしてこの湖らしきものが「まあるい」のかということも知りません。
 
新海誠監督は、それでも、オープニングでそれを示し、観客の無意識のなかに、物語の核となることを刷り込みます。なかなかの技です!
 
そして、欠片が地球にぶつかる瞬間とその後も、ここオープニングでは顕さないのも、素敵な展開です。ここで大衝突を見せられたら...どっちらけかも...だからです。

まあるい糸守湖に秘められた3つ謎!?

サイト管理人「たもつ」(以下、「私」と記す)は、1回目の劇場観賞では、オープニングで糸守湖が出てきたことすら覚えていませんでした。
 
そして、2回目の観賞では、それをしっかり認識し、その意味を考え、小説『君の名は。』を読み返しました。
  
で、判ったことがあります。それは、「まあるい糸守湖」は、この物語で展開される「奇跡」の象徴なのです。
 
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1つ目の謎は、1200年前に日本に欠片が落ちたらしい(?)彗星群が、再び、日本に落ちる、しかも、同じ所に...という「奇跡」です。
 
確率を計算したことはありませんが、この「奇跡」が起こる確率は、ほぼほぼあり得ないものだということは推察できます。
 
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2つ目の謎は、1200年前に起こった彗星欠片衝突から、次の衝突を予測していた人たちがいたという「奇跡」です。
  
宮水神社のご神体の天井に書かれていた「アレ」こそ、今回の衝突(?)を予測し、憂いていたという証拠です。
 
そして、その憂いは代々受け継げられていたのです。宮水神社を中心に。これもあり得ない「奇跡」です。
 
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3つ目の謎は、1200年ぶりの「奇跡」として起こってしまった(?)彗星欠片衝突という事実を、覆してしまうという「奇跡」です。
 
最終的に糸守町の大半が消失してしまうその大事故を回避したのは、宮水神社を継ぐであろう三葉であったということが、凄すぎる展開です。
 
1200年前の災害の再来を憂えた人たちの勝利です。
 
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ところで、ブログ管理人は、『君の名を。』以外の新海誠監督の映画作品、全部観ました。有料動画配信サイト、Huluを契約してるんで、それで観ました。
 
正直に書くと、ますます新海誠監督ファンになりました。
 
Huluには、無料で全コンテンツが見放題の期間があるみたいなんで、気になる人はチャレンジしてみて。詳しいことは書かなら、自分で調べてね。

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糸守湖はカルデラ湖!?


(画像出典:tg,tripadvisor.jp)  
これは北海道にある霧で有名な摩周湖です。そして、摩周湖は、典型的なカルデラ湖です。
 
カルデラ湖というのは火山活動によって陥没した(主に頂上付近)に雨水が貯まって出来た湖です。
 
火山噴火によって陥没したということもあり、湖の形状としては「まあるく見える」ものが多いようです。
 
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そんなこともあり(?)、『君の名は。』の糸守湖を見たとき、私は、カルデラ湖なんだなと思いました。
 
そして、ずっと、そう思っていましたが...。

幼馴染3人組みの謀議中、明らかになった糸守湖の正体!?


(画像出典:animatetimes.com)
 
物語後半で、三葉と入れ替わった瀧が、三葉の友人、テッシーとサヤカにと組んで、3人で、「彗星欠片衝突で糸守町の500人が死亡」の大惨事を回避すべく立ち回ります。
 
その謀議(?)の最中、テッシーが糸守湖の成り立ちを2人に伝えます。
  
それは、糸守町のホームページに掲載されていました。
 
糸守町ホームページから
  
『糸守湖の由来』
『1200年前の隕石湖』
  
糸守湖は実は、1200年前に彗星欠片飛来により出来た隕石湖であることが観客に知らされます。
  
そして、1200年後に再び起きた3年前の糸守町の多くを瞬間で消失させてしまうほどの大惨事は、予期された厄災だったのです。
  
逆に言えば、予期された厄災だからこそ、避けることも出来たかもしれないのです。
  
その一縷の望みに欠ける三葉とテッシー、そしてサヤカ。

全ては時空のズレが肝となります!?


 
奥寺先輩と瀧の初デートがなんだか気まずいままに終わって以降、瀧と三葉の入れ替わりはなくなりました。
  
そして、瀧の捜し物行動がはじまるわけです。
  
そんななかで、観客は、瀧と三葉の入れ替わりが微妙にズレていたことを知るのです。
  
そのズレ、3年。
 
その後、観客は、2度の入れ替わりを目撃します。
  
2度目の入れ替わりは、とくに衝撃です。
  
なぜなら、それはズレた時給がふれあうところで行われたからです。
 
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結局、糸守湖はどうなったのか...。
  
その結果は、観客全員が知っているのにスッキリしません。
  
あの再会場面が感動的だからこそ、そして、物事の経緯がスッキリしないからこそ、観客は、もう一度見たい、そう思うのですね。

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