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公開4ヶ月経っても『君の名は。』の驀進的な大ヒットがとまりません。
 
中国では3日間で42億円という邦画興行収入新記録を達成し、国内では累計興行収入でジブリ作品『ハウルの動く城』195億円を、199億5千万円で抜き去り、堂々の2位に飛躍です♪
 

『君の名は。』、どうしてヒットしたのか...「協業」

新海誠監督の過去作品も素晴らしいですが、それらのなかでの最大の興行収入は『言の葉の庭』(2013年公開)で、推定1億5千万円です。一方、『君の名は。』については、前週末(12/3〜4)現在で199億5千万円です。『言の葉の庭』の133倍です。どんなに新海誠監督1人が頑張ったところで、こんな倍数の飛躍は「ムリ」です。ということは、それまでの最大ヒット作『言の葉の庭』と、希代の大ヒットとなった『君の名は。』の間には、決定的な「違い」があるハズなのです。
 
それは何か...。
サイト管理人「たもつ」はそれは「協業」だと考えています。人と人のつながり。
つまり、「1.1+1.1+1.1」という足し算から、「1.1✖️1.1✖️1.1」という掛け算への変換です。

プロデューサー川村元気との「協業」

数々の映画ヒット作品でプロデューサーとして活躍してきた川村元気氏。ここ5年くらいの作品を見ても、数々のヒット作品を手がけています。
 
<2011年以降の川村元気プロデュース作品の一部>

  1. 2011年『モテキ』
  2. 2012年『宇宙兄弟』
  3. 2014年『寄生獣』
  4. 2015年『寄生獣 完結編』
  5. 2015年『バケモノの子』
  6. 2016年『君の名は。』
  7. 2016年『怒り』
  8. 2016年『何者』

 
2016年だけに限っても、『君の名は。』『怒り』『何者』と3作品を世に出しています。
 
川村元気氏は、小説版『君の名は。』に解説を書いています。川村氏は当初、新海誠監督から小説の解説を依頼されたとき、断ったそうです。映画『君の名は。』のプロデューサーであり、客観的な解説はできないと...。しかし、粘り腰の新海誠監督からの依頼に折れ、書くことに。
 
書く決心をしたのは、新海誠監督の真意を理解したからなんだそうです。つまり、川村元気氏は、新海誠監督は自分に解説を依頼したのではなく、この作品が生まれた敬意を身内である自分から「暴露」して欲しかったのだと理解したのです♪
 
そして、その解説のなかで、以下で示す1つの「協業」を暴露しています。数々のヒットを生み出している川村元気氏をプロデューサーに迎えたことは、映画『君の名は。』に直接目には見えにくい重層性を実現することに繋がったのでしょう。

作画監督・安藤雅司との「協業」

新海誠監督の作品は、その美しさに定評があります。しかし、『君の名は。』はさらにそれに磨きが掛かっている感がありますが、それにはやはり理由があったのです。それは作画監督として著名な安藤雅司氏を向かい入れたことです。
 
安藤氏はジブリに入社後、弱冠28歳で『もののけ姫』の作画監督を務めた天才です♪
ジブリでの作画監督作品を挙げると...
 

  • 1995年『On Your Mark』
  • 1997年『もののけ姫』
  • 2001年『千と千尋の神隠し』
  • 2003年『東京ゴッドファーザーズ』
  • 2006年『パブリカ』
  • 2012年『ももへの手紙』
  • 2014年『思い出のマーニー』

 
そして...

  • 2016年『君の名は。』

 
スゴイ作画監督なんですね。この安藤氏がキャラクターデザイン&作画監督を務めたので、『君の名は。』は、それまでの新海誠監督作品とはひと味違った、より素敵な作品へと昇華したのかもしれません♪

ロックバンド、RADWIMPSとの「協業」

プロデューサー川村元気氏は、新海誠監督に注文を付けたのです。
それは...

  • 新作は限りなく音楽的であって欲しい

というものでした。
そして

  • 好きなミュージシャンはいるのか?

と訊ねます。
 
そこで新海誠監督が挙げた名前が、RADWIMPSだったのです。川村元気氏はかねてからRADWIMPSのフロントマンと親しく、RWDWIMPSと新海誠の協業へ向けて動き出しました。
そして、半年後、RADWIMPSの野田洋次郎さんから主題歌『前前前世』のデモが届きます。通常、映画音楽は、担当する音楽家が映画を見て、それに合った曲を作るという在り方で進みます。
しかし、新海誠監督は、そのやり方を踏襲せず、RADWIMPSと協業して「音楽」と「映像」を相互に影響させながら作り上げていったのです♪

これらの「協業」が作り上げたものは...

ここまでに書いた「協業」はあくまでも伏線です。
この「協業」が実現したことこそが、『君の名は。』を大ヒットに導いた鍵です。
それは、3つの「共」なのです。「共有」「共同」「共感」です。この3つを実現するものが具体的に『君の名は。』のなかに構成されているのです。

「共有」

幅広い年代の人たちに強い感動を与えているのが『君の名は。』の一つの特徴です。それは、全編、メタファー(隠喩)で構成されていて、それらの隠喩が、見る人それぞれの過去の思い出を引き出すのです。観客は、瀧と三葉のやりとりのなかに、過去の自分の恋愛を見いだすのです。そして、甘いあるいはほろ苦い思い出に浸るのです。
 
出逢い、すれ違いなどなど...。まったく違う人生なのに、同じような経験を自分のなかに見いだすのです。そして、その想いは、ラストの感動と結びつき、その人にとって、一気に忘れられない作品となるのです。
 
このメタファー効果は、実写ではないアニメ作品だからこそ、より効果的なのかもしれません。また一葉が口にする言葉なども、抽象感が高い故に、メタファーを引き出す重要な要素となっています。

「共同」

『君の名は。』には、様々な謎がわかりにくい形で練り込まれています。映画で判らない部分、だけど「おやっ!?」と観客がひっかかりを感じる部分は、小説版はマンガ版を読むと、巧妙に謎が構成されていることが判ります。
 
時空のゆがみも一筋縄ではありません(笑)。そういう謎を観客は、いっしょに解き明かしていくのです。この「共同」感は、その謎がなかなか解き明かせないが故に、もう一度、もう一度と繰り返し見る動機付けとなります。
 
その動機を観客本人が自覚しているかどうはは別です。おそらく、そういう動機は潜在意識で働いているのかもしれません。
 
『君の名は。』...巧妙過ぎます♪

「共感」

「共通」「共同」の結果、『君の名は。』に対する観客のなかのシンパシー(共感)は、足し算ではなく掛け算になります。そして、その共感はSNSなどを通じて、伝播していくのです。
 
SNSの伝播速度がまた凄すぎです♪ SNS全盛のいまだからこその大ヒットという側面もあるのかもしれません。この『君の名は。』が10年前に作られていたら、今ほどの大ヒットにはならなかったかもしれません。
 
「共感」の拡がり、これは大ヒットの大きな要因であることは間違いありません。

まとめ

『君の名は。』の大ヒットの秘密、それは「協業」にありというお話です。
その「協業」は3つのこと「共有」「共同」「共感」を産み出し、SNSの拡散という現代の波に乗ったのです。
 
サイト管理人「たもつ」は、最初の数週間で4回『君の名は。』を観ました。その後、5回目はとめています。謎解きをあきらめたわけではありません。それどころか、4回見て、ますます謎解きをしたいと想っています。4回見たあとは、『君の名は。』の小説版、スピンオフ小説、マンガ版などを読み、また、RADWIMPSの楽曲を繰り返し聴き、『君の名は。』の理解を深めています。
 
わたしの中に、そして、あなたの中に「共有」「共同」「共感」がある、それが『君の名は。』の大ヒットにつながっていることは間違いないでしょう。
_/_/
 
映画『君の名は。』は【dTV】で7/26から配信開始しています。
 
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注記

  • 画像出典:http://www.kiminona.com
  • 本記事はサイト移転に伴い、元サイト「映画『君の名は。』応援し隊♪」からここへ掲載しなおしました。その際、誤字修正などを含めリライトをしています。

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